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「ヒマを潰す」ことが人生最大のテーマになってくる。

けっこう頻繁に話題になるテーマであり、1回きりの悩み相談で改善・解決・新方法があっさりと見つかって安定する訳じゃないから通って来てくれる人数が増える内容です。

年を重ねれば重ねるほど真剣なテーマになる「人生の暇潰し」。

先日は愛知県名古屋市から来てくれた86歳の豊田さん(仮)男性。



小学生や中学生が、たまに「今日は思い切って学校をサボってみた。最初の2時間ほどは楽しかったけど、いつも家に帰る16時半までどうやって時間を潰そうかな」とゲームセンターをウロウロするのとは訳が違います。

※もちろんそれもよろしくはない話だし、親や先生からすれば看過しにくいことではありますが、今の場合は「臨時的な刺激」という例えです。

「子供が学校をサボった」についても相談はあります。叱り方、サボった理由の理解、何が気に入らないのか。家庭に問題?先生に問題?生徒間での問題?勉強についていけない?など。

ただ、今回は別の話。



年を重ねれば重ねるほど。

今回の相談者(豊田さん)は86歳でしたが、増え始めるのは定年を過ぎたころの65歳あたりから相談に来られる人口が広がるように感じています。

・寝付きが悪い
・すぐに目が冴えて寝られない
・生活リズムが崩れて
・更年期もあるだろうけど
・楽しみがない
・することがない
・しないといけない事がない
・したいこともない
・会いたい人がいない
・間が持たない
・生き甲斐がない

内科に通ったり、整形外科のリハビリに通ったり、集会所に通ったり、井戸端会議の場所を探したり、話相手を探しますが

要は年をとればとるほど【話相手に困りだす】生活になります。



家族と同居の場合もありますが、何十年と一緒にいますから、「不満はないが満足もない」と思うようになる人が多いようです。

そして外に出て探したくなるけど、そうそう簡単には見つからない。

年を重ねるほどに「我」というものが強くなって、初めこそ愛想よく知り合えるものの、すぐにこだわりを話しすぎてしまう。

ぶつかりはしないものの、70歳を超えてくると「話しすぎる人」と「うまく話せない人」に分かれる様子が如実に表れてしまいます。

カラオケでもお酒でもゲートボールでも将棋でもグランドゴルフでも景勝観光でも登山でもコーラスでもいい。

仲のいい仲間が1人でもいれば楽しみができる。

でも、人生経験がありすぎるから、良い意味でも悪い意味でも親友ができにくい。

どうしても一人ボッチを感じてしまう。

そうすると、また考えてしまう「ヒマやなぁ。」



この先の人生、死ぬまで毎日ずっと続く「ヒマやなぁ。」

実は恐ろしいことです。

死にたい訳はないけど、何しに生きてるかわからなくなるという人が多い。

ネガティブやマイナス思考ではなくても。

単純に「することがない」がひたすら続く。



自然に目が覚めたり、畑仕事や毎日のルーティンがあって起きる時間が安定していればいいけど、特に決まった作業がない人は不規則になります。

決まった時間に起きる必要がない。それはつまり徐々に寝る時間がバラバラになる。そしたら起きる時間もバラバラになる。

でも自然な感覚として「夜に寝て朝に起きよう」とする。

しかし夜に眠れなくなる。

実は当然です。

だって日中、なにもしてなくて体が疲れていないから、体も脳も眠くなりにくい。

しかも必ずしも起きる必要がなく決まった作業がないのなら無理して起きることがなくなって、寝起きに「もうちょっと寝よう」になる機会が増える。



つまり寝たい時に寝られず、起きたい時間に起きられなくなる。

そして起きてても「することがない」「話相手もいない」。

孤立じゃないにしても、こういう孤独を感じだすと身体も悪くなります。



今回の相談者(豊田さん)も典型的なパターンで、「夜に眠れないから」「なんかイライラするから」と精神科でお薬をもらって飲んでいました。

睡眠導入剤抑うつ剤、精神安定剤です。

もう9年半ほど飲み続けているそうです。

しかし睡眠は安定せず、イライラも変わらず、なんならダルさが増したりボーっとするようになったと言います。

そりゃそうです。

症状というと病気のようなので「状態」という言い方をするようにしていますが、状態は悪化していますよね。

しかも、悪化するべくして悪化しています。

考えてみれば当然。

ましてや9年半もお薬を飲み続けているのなら「効かない」ことを自分で実証している。

けれど当人にはわからない。

中毒という意味ではないけど、「飲んでてコレなら、飲むのをやめたらもっとヒドくなる」と強迫観念になんとなく捉われて、副作用に疲れ続ける。

(※種類・量・飲み方が正しくないだけの場合もあります。)

しかも薬を飲むことに違和感を思っていたとしても、精神科も心療内科も当然のように処方をするし、飲む時間や量まで決められるから、当然にその通りにするのが普通だと考える。

そして乱れる。

だから思考の悪循環が悪化して、余計に困惑して課題も目標も定まらなくなって自分に自信がなくなる。

そうすると、それまで以上に自分のことを誰かに話すのが難しく感じるようになって、さらに孤独感が増す。

これはツラいですね。



※しかし、1点だけ明記しておきたいのは【精神科も心療内科も、どこの先生も悪気があってわざと悪化させることは普通は有り得ない】ことだけ誤解しないでください。

極端に現実を言えば、精神科と心療内科の先生に「見立て違い」は起こり得るし薬の種類・量・配分も見立て違いをする場合もあるようですが、

だからって、わざと悪化させる気はないということだけ理解した上で、お頼りください。



どういうことかと言うと、精神科・心療内科は「話を聴いたり問題を解決するところではなく、症状を聞いてそれに応じた薬を出すところ」ということです。

つまり私に言わせれば、「薬剤による症状緩和を望むならそこでいい。けれど現実的に状態改善・問題解決を考えたいならそこじゃない」ということですね。



まず、こういう話をさせていただくところから始まる場合が多いので先に知っておいてもらおうと思って書き記しておきます。

ここから具体的な内容については個別でバラバラなので、今回は前提の段階のお話をしました。

ご参考になさってください。



そして、お薬ではなく現実的な状態改善・問題解決、考え方を知りたいなどの場合はウチのようなところをお頼りください。




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